Netflixが公式に発表した適時開示・プレスリリース・SEC提出書類を、提出日・書類種別・原文リンク付きで新しい順に掲載しています。
Netflix(ネットフリックス)は世界最大級の定額制動画配信(SVOD)サービスであり、収益の大半は依然として月額会員料金によるものである。同社は190以上の国と地域でサービスを展開し、四半期ごとの有料会員数の開示は2024年第4四半期(3億160万人)を最後に取りやめているが、それまで一貫して世界最大規模の有料会員基盤を築いてきた。ドラマ、映画、アニメ、リアリティ番組など幅広いオリジナル作品への投資を各国で継続しており、韓国やその他の非英語圏コンテンツの世界的ヒットも収益の柱の一つとなっている。
近年の新しい収益源として、2022年11月に開始した広告付きプラン(低価格プラン)が急速に規模を拡大している。Netflixは2026年5月の広告主向け説明会(アップフロント)で、広告付きプランの世界の月間アクティブ視聴者数(世帯人数を加味した到達指標であり、有料契約者数そのものではない)が2億5000万人を超えたと発表した。広告事業の売上高は2025年から倍増し、2026年に約30億ドルに達する見通しが示されているが、それでも会社全体の売上に占める広告収入の比率はなお1桁台にとどまり、会員料金収入が主軸であることに変わりはない。
また、2023年に本格導入した「パスワード共有(アカウント共有)対策」は同年の会員純増を押し上げる要因となった。加えて近年はNFLのクリスマス・デーゲームの独占ライブ配信(2024年開始)や、プロレス団体WWEの看板番組「Raw」の週次ライブ配信(2025年1月開始)など、ライブスポーツ・イベント配信にも参入している。ゲーム分野では2026年にかけてテレビ向けのクラウド型ゲーム配信を重点領域と位置づけるなど、コア事業である定額動画配信を補完する新規事業として広告・ライブ・ゲームへの投資を進めている段階にある。